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【代表インタビュー】顧客と仲間と「共創」するライフリズムナビ — 20年以上の経営経験で介護に正面から挑む

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エコナビスタの主要事業であるライフリズムナビ®は、高齢者見守りSaaSシステムにおける業界の代表的なサービスへと成長をしてきました。エコナビスタ代表取締役 渡邉のこれまでの経営人生や、気になる東京ガスとの共同開発の背景にある狙い、組織づくりへの思いについて、インタビューを行いました。

渡邉君人(Kimihito Watanabe)
1974年大阪府生まれ。大阪外国語大学卒業後、大阪大学工学部の大学院へ進学。学生時代に開発を行った脳トレゲーム「アタマスキャン」は30万本以上のヒット。さらには友人と開発したインスタントメッセンジャーで起業を行う。2000年に大学院を修了後、IT企業代表取締役を経て、2017年エコナビスタに代表取締役として参画。


——人事の藤本です。本日はエコナビスタと東京ガスとの共同開発の背景にある渡邉さんの狙い、組織づくりへの思いについて、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

渡邉 はい、よろしくお願いします。


20年以上の経営経験を日本発、世界に必要とされるサービスへ投資する

——まず、エコナビスタの代表としてジョインされた背景を教えていただけますか?

渡邉 「日本がこの先永くグローバルで貢献できるプロダクトを開発できるのか」というのが、私の人生の命題だと思っているからです。

私はもともとゲームが好きでエンジニアになりました。学生時代からアルツハイマーを測定するソフトウェアを開発したり、インスタントメッセンジャーで起業したりするなど、エンジニア発信のビジネスを行ってきました。私も含めて、エンジニアって、人生という時間を消費して開発するんですよね。当然その時間は有限であって、その貴重な時間を費やして作成したサービスやプロダクトがファストファッションのように消費され、最終的に捨てられてしまったりするのは非常にもったいないと思うようになりました。特に、“グローバルにおける日本”を意識したときに、我々は国際競争力を高めなければいけません。だからこそ、世界で真に必要とされるプロダクトやサービスの開発にエンジニアの工数を集中させたいと思うようになりました。その時に出会ったのが、エコナビスタでした。

——なるほど。渡邉さんはそもそも「エンジニア」の視点から世界を捉えられていたんですね。そこにご自身が経営者として20年間以上キャリアを積まれてきた経験を投下しようと思ったということですか?

渡邉 そうですね。高齢化先進国と呼ばれる日本が他国に勝るプロダクトを提供するとすれば、エイジテック=介護だろうと。正直、「やっていかないといけない」と皆がわかっている領域だけれども、いまだかつて成功事例は出ていない前人未踏の領域ではあることはわかっていました。社会貢献性は高いけれども、ビジネスとして利益を出すのは難しい領域です。難易度が高いからこそ、私の経営経験をすべてエコナビスタに投資してみようと思ったんです。

——そのエコナビスタの経営理念が「今と未来を⾒える化し 次世代の安⼼を創造する」ですね。

渡邉 そういえば、初めて起業したきっかけも「見える化」でしたね。大学時代、キャンパスが東京ドーム9.4個入るほどの広い敷地だったので、友達に会いに行っても行き違いになることがありました。だから、お互いの状況を「見える化」したいと思いインスタントメッセンジャーを開発しました。見えることで、誰かの安心を創ることができれば、それは未来も確実に大切にされるサービスになると信じています。

——エコナビスタが未来を変えるサービスを提供する企業である、その根源が“見える化”された気がします。


お互いに引き合った結果実現した東京ガスとの業務資本提携

——経営者として2017年にエコナビスタにジョインした後、2018年に東京ガスと業務資本提携を開始しています。なぜ東京ガスと最初に提携しようと考えたのですか?

渡邉 まず事業をスケールする上で、toC領域を制することは企業ミッションなんです。 つまり、エコナビスタとしてはtoBからtoCへビジネスをスライドする必要性がありました。その時にtoCにとってなくてはならない存在の企業とのアライアンスを狙いました。2017年当時「家庭向けのガスの自由化」が始まっており、他業種からのガスビジネスの参入や都市ガス会社の関東エリアへの事業領域拡大など、東京ガス自体も新しいビジネスを進めていかなくてはいけないタイミングでした。

——お互いに求めていた相手と巡り合うような、運命の出会いですね。

渡邉 とはいえ、行動しないと未来は起こらないですから。どう動くか、どうアタックするか、はこれまでのキャリアで培った経営者としてのアライアンス経験が生きたと思います。もっというと、提携がゴールではないんです。提携などで事業がスケールすると、急激にユーザーが増えます。学生時代に起業した会社では、アライアンスによりサービスのユーザーが急激に膨れ上がった結果、アクセスが集中してサーバーが落ち、ビジネスが立ち行かなくなった経験もあります。今エコナビスタでもユーザーが急激に増えていますが、事前に起こりうるリスクが想定できているからこそ、順調にスケールできているのだと思います。


自身がエンジニアだからこそ、強い想いをもって組織づくりを行う

——エコナビスタが理念を実現していくために、今のエコナビスタに必要なのが、エンジニアの力だと思います。 組織も大きくなっていますが、エンジニアの組織づくりを行っていく中で、大切にされていることはありますか?

渡邉 「チームワーク」です。エンジニアをはじめとするメンバーの個々の能力が素晴らしいのは当たり前です。そのうえで、個々の能力が他者との協働の中で化学反応を起こすことで、自分が思った以上の力を発揮できると思います。自分たちのビジネスが業界の中で勝つたったひとつの方法はチームでプレーすること。エコナビスタの「ライフリズムナビ®」もシステムとして巨大化しています。1人や2人のスターエンジニアだけで構築・制御できる段階はずいぶん前に終わっています。

——エコナビスタには、さまざまな分野のスターと働けることも魅力ですよね。

渡邉 そうですね、これからもさまざまな個性を持つ優秀なメンバーにジョインしていただき、一緒に働きたいと思っています。チームワークがあれば、どんな困難も共にやり方を見つけていける。尊重して尊敬し合うスタンスを忘れずにいてほしいですね。

——渡邉さんは、エンジニアの組織づくりに対する想いが非常に強いように感じています。

渡邉 もともとエンジニアですからね。エンジニアの社会的評価は引き続き上げていきたいと思っています。仕事も残業せずに早く帰ってライフもワークも充実させて初めて人生だと思うので、定時で帰ってください。

——はい!! エンジニアの気持ちがわかる経営者だからこそ、IoTbaseのようなハードもリモート制度やPC選択制といったソフトにも注力されているんですね。IoTbaseが気に入って、入社を決めた方もいらっしゃいますものね。


将来の自分に誇れる仕事に人生という時間を投資しよう

——渡邉さんが携わった企業がすべてIPOを果たしているという経験は、新興ベンチャーの経営者としてもかなりレアだと思います。私も社員として乗り込む船(エコナビスタ)の船長(経営者)が海(ビジネス)を愛し、理解しているプロっていうのは、誇りであり、安心して自身の時間を投資できるなと思ったことも入社を決めたポイントです。

渡邉 そうだと嬉しいですね(笑) さらに、エコナビスタで働く意味でお伝えできるとすると「将来の自分に誇れる仕事」だということもありますよ。

——将来の自分が「この仕事に携わってよかった」って思えるっていうことですか?

渡邉 はい。エイジテックは、どの人にとっても他人事ではないですから。近い将来、私だって藤本さんだって高齢者施設で暮らす可能性が高い。そう思うと、将来自分がつくったサービスに見守られることになります。本気で開発すればするほど、将来の自分が喜びますよ。

——サービスをもっとよくしよう、と開発にコミットできるってことですね。自分だけでなく、自分の家族や大切な人の将来をつくる仕事でもありますよね。


応募者へのメッセージ

——最後に、渡邉さんから応募者に向けて一言お願いします。

渡邉 成長市場にいる順調な会社に見えるかもしれませんが、企業の成長フェーズにはいい意味での「成長痛」がたくさんあります。言い換えると、“ エコナビスタはこれから何者にでもなれる”。だから、この成長痛を楽しみつつ、エコナビスタのグロースに必要だと思ったら、どんどんチャレンジしてほしいと思います。これから事業ドメインを、医療・介護だけでない業界にも広げていきます。さらには、日本だけでなくグローバルに貢献できる睡眠に関するビッグデータを持っている企業なのですから、挑戦できるフィールドは無限にあるといっていい。あなたならエコナビスタでどんな活躍ができるか、想像を膨らませて、応募してください。


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