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お知らせ

IoTbaseの向こう側 最終回を掲載しました。

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この度、弊社は都内某所にEcoNaviSta IoTbaseを開設いたしました。これまで2回開設までのストーリーを公開しておりましたが、今回が最後の公開となります!

短い間でしたが、ご覧いただきありがとうございました。

いよいよ、IoTbaseが始動します。2022年をあらたな環境で迎えます。

まさに心機一転、ユーザーに「エコナビスタを選択して本当によかった。」とご満足していただけるハード、システムの開発をすべく、スタッフ一同「最短最速」で走り抜けていきたいと思っています。

初公開!! EcoNaviSta IoTbaseの外観。なんと、一軒家?!
2Fテラスからは、東京スカイツリーが。いろいろなライトアップが目前に楽しめます。
アットホームに、落ち着いた研究開発執務環境を整えました。

2022年、年初にはIoTbaseの準備段階から並行して進めていたプロジェクトのビッグニュースもお届けできるかと思います。

「はじまりはいつもエコナビスタから」

これからのエコナビスタにどうぞご期待ください!!


IoTセンサーの向こう側 スペシャルコラム 「IoTセンサーを斬る」 

「睡眠」を見守るということは、即ち「存在しない」ということ

エコナビスタ株式会社 取締役 CTO 安田輝訓

見守りセンサーを使う人って、いったい誰のことなんでしょうか?私たちはいつも、高齢者施設で働くスタッフの方々と会話を重ね、よりよい製品・サービスを目指しています。では、見守りセンサーを使っているのは、スタッフの方々なのでしょうか?

見守りセンサーというハードウェアに一番近い場所にいるのは、対象となる高齢者の方々だと我々は考えています。その高齢者の方々の日常生活を阻害しないというだけでなく、「センサーに見守られる」ということに対する精神的なプレッシャーをどれだけ緩和できるのかも、見守りセンサーの課題のひとつだと考えています。

このような考えをもとに、この度は、現在のセンサー群のラインナップの中で、「ベッドセンサー」にフォーカスしてお話をしたいと思います。

ベッドセンサーはどうあるべきか

ベッドセンサーは、ベッド上で生体情報を取得・計測する機器です。そのため、当たり前ですが、ベッド付近に設置することになります。

一方で、睡眠とは非常にデリケートな行為であると考えています。

「枕が変わると寝にくい」「ホテルだと家のようにぐっすり眠れない」のようなご経験、みなさまでも心当たりがあるのではないでしょうか?

「いつもと違う」「なんだか気になる」。そんな感覚的な「違和感」を払拭しないと睡眠を妨げかねません。

ベッドセンサーがこの「違和感」の元凶になってしまうことが見守りセンサーとして一番避けなければならないことだと考えています。

介護ベッドのマットレスの下に設置するタイプのベッドセンサーで非常に硬い素材でできたベッドセンサーがあります。確かに、ウレタンマットの下に硬い素材のセンサーを設置すれば背中にベッドセンサーがある、という異物感は感じにくいかもしれません。それでも背中にある「僅かな盛り上がり」に繊細な方は「背面に設置してある何か」を感じ取る方もいらっしゃると思います。

人によっては「敷布団を敷いて寝る」という方もいらっしゃいます。敷布団の下に硬い素材のベッドセンサーを敷くことはその異物感で確実に睡眠を妨げるため、更に設置が難しくなります。

もし疑似的に体感したい場合、「まな板」をベッドの下に敷いて横になってみることをお勧めいたします。

想像以上に、人間の感知能力は繊細で「何かが敷いてある」という異物感を体感できると思います。

ウェアラブルデバイスはどうか

この文脈では、「違和感」「異物感」という目線では腕時計型のセンサーはやはり突出していることをご理解いただけると思います。「腕時計をしたまま眠る」という行為はとても違和感を感じます。

前述の硬い素材のベッドセンサーと同様に腕時計型センサーも「自分が計測したい」と能動的にセンサーを設置、また身に着ける場合ご本人が違和感を許容する理由があるため、初めの違和感も継続利用することで薄らいでいきます。しかし「見守りセンサー」とは、ご本人自ら使いたいと思っているわけではなく周りが使って欲しいと思っているセンサーです。そのためご本人が違和感を許容する理由が存在しません。

ウェアラブルデバイスを使うということは、技術屋の目線では理想であるものの、ご利用者さま目線ではまだ解決すべき課題が多いと考えています。

眠りを妨げないセンサーを目指して

当社は世界中で発売されている睡眠計測のベッドセンサーを取り寄せ、見守りのために使えるのか否かを数多く検証を日夜行っております。できる限り違和感のないベッドセンサーを目指し、マット部には薄く、柔軟性のある素材を採用しています。ウレタンマットの下に設置しても、異物感のでる「僅かな盛り上がり」を最小にすることを目指しています。さらに、センサー基板などが収まる本体部分も、介護ベッドのフレームの下などに収まるような形状にこだわりました。こうすることで本体が対象高齢者さまの目に触れない場所に設置ができるため、できるだけ精神的なプレッシャーを与えないよう配慮をいたしました。

ご自身の健康管理としてのベッドセンサーではなく、大切な方の健康管理として様々な配慮をした見守り用ベッドセンサーであるということも、多くのお客様が当社をご採用いただいたポイントのひとつなのではないか、と考えています。

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